タイ旅行の前に気になることの1つに、「現地の治安」があります。
結論から言うと、2019年6月現在のタイは「特に問題はありません」ので安心して下さい。
実は、タイの治安の良さはデータにもハッキリと出てるんです。
ですので、私はタイ国内を旅していて「生命の危険」を感じたことは一度もありませんね。
タイは、東南アジアでは比較的に治安が良い国になります。

ですので、命までとられる危険性は少ないんですが「小さな危険は至る所」に転がっています(笑)
タイの小さな危険が以下になります。
- タイの慣習
- タイで食事をする時の注意点
- タイの交通で注意すべきこと
- トランプ詐欺
- 麻薬はダメ!トラブルの元だよ
実は、タイ旅行において一番注意すべきことは「慢心と油断」になります。
こんな記事を書いてる私ですが、こないだ財布をスられました(笑)
そんな私だからこそ言えることは、「何事も調子に乗ったらダメだよ!」になりますね。
この記事では、
- タイ・バンコクの治安をデータで確認
- 日本人のイメージと現実のバンコク
- タイ旅行の観光時の注意点
- プーケット・チェンマイの治安
について、タイ歴22年の私が説明しますね。

「少しの予備知識」で危険を回避できることは多いです。旅行を大満足させるために「タイ旅行の注意点」をじっくりと予習しておいて下さいね!
タイ・バンコクの治安をデータで確認
治安に関して世間一般でよく言われるのが、
「日本や台湾は治安が良い国。しかし、フィリピンはあまり治安が良くない国」
等があります。
人間というものは危険本能があるので、その国の治安を「イメージや自己体験で語る傾向」にあるんですよね。
しかし、それでは残念ながら個々の体験により、かなりのバラつきが出てきます。

その人が、怖い体験をすればするほど「その国の治安が悪い」と思ってしまいがちだからですね。
怖い体験=治安が悪い
ちなみに、私はそれ自体を批判してる訳ではありません。
個々の体験は、「非常に貴重なもの」だと思っています。
ですので、なおさら客観的なデータで「治安を数値化」することが必要だと思うんですよね。
各国の治安をまずは数値化して、その後に様々な人の体験談をプラスしていくのが建設的だと思います。

傷害事件発生率
各国の「傷害事件発生率」は以下になります。
順位 国名 1 グレナダ 2 バハマ 6 イギリス 14 ブラジル 18 オーストラリア 21 アメリカ 71 インド 76 日本 111 タイ (引用:GLOBAL NOTE「世界の傷害事件発生率」より)

ほとんどの日本人が驚きますが、「傷害事件発生率」はタイよりも日本の方が高いんです。
殺人発生率
各国の「殺人発生率」は以下になります
順位 国名 発生数 1 エルサルバドル 82.84 2 ホンジュラス 56.52 3 ベネズエラ 56.33 12 ブラジル 29.53 20 メキシコ 19.26 34 フィリピン 11.02 64 ラオス 7.01 104 タイ 3.24 127 マレーシア 2.11 167 台湾 0.82 194 日本 0.28 ※各国の人口10万人当たり殺人発生件数
(引用:GLOBAL NOTE「世界の殺人発生率」より)
「殺人発生率」は、日本よりタイの方が高いですね。
日本は別格なので、日本と比べたら「どこの国も殺人件数が多い」ですよね。
ちなみに、殺人件数は南米に多いようですね。
南米ほどではないにしろ、フィリピンも東南アジアではトップクラスになりますね。
私見になりますが、タイでの殺人事件はバンコクよりも地方が多いですね。

基本的には、旅行者が殺人事件に巻き込まれる確率は低いと思います。
タイの治安が気になる方は、タイ旅行の前に「外務省の海外安全ホームページ」をチェックするといいですね!
日本人のイメージと「現実のバンコク」はかけ離れている
バンコクで普通に観光をしていたら、「治安に関して不安」に思うことは特にありません。
タイやバンコクの治安に関して不安に感じてる方は、「タイ旅行が初めての方」が多いんですよね。
バンコクが初めての方は、
- バンコク観光では、ご飯や水を食べても大丈夫なの?
- 道端はごみの山で、道路も舗装されてないんでしょ?
と、イメージする方がいます。
これは多分、どこかの国のスラムのイメージだと思います。
私が、初めてタイに行った22年前ですら「バンコクは都会」でしたよ。
タイの田舎をイメージする方もおおい

ところで、あなたのイメージするタイは以下の写真ですか?
先程のイメージまでいかなくでも、「こんな感じのバンコク」をイメージする人は少なくありません。
これは、タイの中でも「かなりの田舎の風景」ですね。
バンコクは、ショッピングモールが立ち並ぶ「東京や大阪に匹敵」するくらいの大都会になります。
実はバンコクで生活するのは「とっても快適」です。
ですので、ほとんどの日本人が「何の不自由もない生活」をおくってます。
タイの物価は日本の3分の1くらいだから、「バンコクの方が住みやすい」と言ってる日本人も大勢います。

ですので、普通にこの大都市バンコクで生活したら「治安が悪いってどういこと?」となりますね。
タイは仏教国だから温厚だよね
タイの治安がいい最大の理由は、「タイが仏教国」であることだと私は思っています。
仏教には「五戒」という戒めがあるからですね。
五戒とは以下になります。
- 殺してはいけない
- 盗んではいけない
- 酒を飲んではいけない
- 嘘をついてはいけない
- 不倫をしてはいけない
私達日本人も子供の頃から学んで来たことですよね。
タイの人々は、我々よりもさらに「仏教に厳格」に生きております。
タイの仏教は「上座部仏教」と言いまして、より厳格な仏教になるからですね。
ですので、当然ですが人の命の尊さは重々に理解できてますよ。
タイ旅行の観光時の注意点
日本とタイは雰囲気が似てるので、特にバンコクでは「ここは日本なんだろうか?」と錯覚することも多いです。
しかし、日本にいる時と同じように行動したら「危険が増す」のは当然ですからね!
タイ旅行の観光時の注意点は以下になります。
- タイの慣習
- タイで食事をする時の注意点
- タイの交通で注意すべきこと
- トランプ詐欺
- 麻薬はダメ!トラブルの元だよ

タイ旅行の観光時の注意点の1つ目は、「タイの慣習」になります。
国歌が流れてる時は直立不動
最近では有名になりましたが、タイでは「毎日朝8時と夕方の6時」に公園やBTSの駅で国歌が流れます。
この時、「必ず直立不動の姿勢」で国歌演奏が終わるのを待ってください。
タイには不敬罪という刑法があります。
外国人でも適用されるんです。お気をつけ下さい。

不敬罪とは、「タイの王室を侮辱する者を罰する」という法律ですね。
女性はお坊さんに触れていけない
日本もタイも仏教の国ですが、タイの仏教は日本に比べると戒律がより厳格になっています。
特に女性が注意して欲しいことがあります。
それは「女性はお坊さんに触れていけない」と言うことです。
タイの女性もお坊さんが近づいてくると少し距離をとります。

女性の方は、お坊さんが近くにいる時は注意して行動してくださいね!
タイ旅行で食事をする時の注意点
タイ旅行の観光時の注意点の2つ目は、「食事」になります。
水道水は飲めません
タイは、「水道から出てくる水」は飲めません。当然ですが、飲もうと思ったら飲めると思いますよ。
しかし、お腹を壊す確率100%だと思ってください(笑)
私はお腹が日本人の中でもトップクラスに強いです。
タイの田舎でタイ人と同じものを食べてもほとんどお腹を壊すことはありません。

そんな私でも、タイの水道の水を飲むと一発でお腹を壊しますね。それに、タイ人も水道水は飲まないですしね。
タイの屋台での飲食はリスクもある
タイ旅行の醍醐味の1つであるタイの屋台。
しかし、タイは熱帯の国なんで「食べ物の腐食が早い」んですよね。
ですので、お腹の弱い人は屋台での食事を控えたほうがいいですね。
特に短期旅行者の方は絶対にやめておいた方がいいですね。
せっかくのタイ旅行なのに「タイの病院で寝てた」って人がまれにいます。
さらには、帰国時にお腹を壊してると悲惨です。
タイの屋台については、「タイで屋台料理を楽しむ心得5選!」でも確認して下さいね!
タイの交通で注意すべきこと
タイ旅行の観光時の注意点の3つ目は、「タイの交通」になります。
女性は1人でタクシーには乗らない
タイの女性でも、タクシーに1人での乗車を怖がります。
タクシー運転手にはいい人も多いですが、変な人もたまにいるんですよね。
女性はなるべくBTSを使ったほうがいいですね。
特に夜や深夜は「絶対に1人で乗ってはいけません!」
交通事故に注意して!
バンコクを歩いていると、「歩きスマホ」をしている光景に出くわします。
「あの、轢かれたいんですか?」と、思いながら私は心配になります。
日本の「人優先社会」に慣れきった私たちは、タイの交通においては完全弱者になります。
それは、タイは「車優先社会」だからです。
日本人と違って、タイ人は車に乗ると「偉くなった感覚」に囚われる人がけっこういます。

本当に交通事故には注意して下さい。せっかくのタイ旅行が台無しになりますからね。
トランプ詐欺
タイ旅行の観光時の注意点の4つ目は、「トランプ詐欺」になります。
20年以上前からある詐欺
トランプ詐欺は、東南アジアでは昔からある手垢のついた詐欺です。
しかし、未だに「この詐欺に引っかかる日本人」がいます。
トランプ詐欺とは、
- 外国人のお家に招かれる
- トランプゲームでお金持ちから小銭を巻き上げよう!
- 気付くと、「あなたがお金を巻き上げられてた」
という古風な詐欺です。
騙すつもりが騙されてた
外国人もお金持ちも仲間ですから、「最初から獲物はあなた」なんですね。
手持ちのお金だけではなく、クレジットカードやキャッシュカードでお金を引き出すように言われますよ。

知らない人にはついていかない!
と、小学生の頃は分かってたのに、大人になったら油断が出てくるのが不思議ですよね。

油断と言うよりも「欲」が出ちゃうんだね(笑)
麻薬はダメ!トラブルの元だよ
タイ旅行の観光時の注意点5つ目は、「麻薬」になります。
麻薬の通報制度がある
海外に出ると若者も中年も浮かれてしまいます。
ですので、人によっては「ついついよからぬ薬」を試す人もいるようです。
バンコク・パタヤ・プーケットで簡単に入手できるからですね。
しかし、実はタイには「麻薬の通報制度」があります。
- 売人が特価で薬を売ってくれて喜んでたら、「その直後」に警察に尋問されて薬が見つかる。
- 仲良くなったタイ人に「試してみたら?」と言われて試してたら、警察が踏み込んできた。
タイの刑務所は甘くないよ!
上記のようなケースは後を絶ちません。
それは、薬を勧めた人と警察は「最初からあなたをハメようとしてた」からなんですけどね。
捕まったらタイの刑務所行きですね。タイの刑務所は日本のように甘っちょろくないそうですよ。
タイにあるフリーペーパーに、「タイの刑務所にいる日本人の手記」が掲載されてます。

皆さん、とんでもなく後悔してますよ。タイには薬なんかしなくても楽しいことが山程ありますからね。絶対に手を出さないこと!
プーケットの治安の概要
結論から言うと、プーケットの治安は基本的には安全ですので安心して下さい。
プーケットでは数年前に、
「軍と警察がタッグを組んで、クリーンアップ作戦」
を実行したからですね。

ちなみに、作戦前もボッタクリが多いくらいで「命の危険」を感じるようなことはありませんでしたよ。
実は、数年前までのプーケットでは、「タクシー料金を代表とするボッタクリ」が本当にひどかったんです。
ですので、世界中の観光客からの苦情は後を断ちませんでした。

プーケットはタイのビーチリゾートの最大の顔ですから、そこのイメージが悪いと困りますもんね。
クリーンアップ作戦
そこで、タイ政府が行ったクリーンアップ作戦が以下になります。
- ビーチのボッタクリ改善
- タクシーのボッタクリ改善
プーケットにある多くのビーチで、「パラソルの禁止やアクティビティ料金の明確化」などが命じられました。
昔のプーケットは、本当にタクシーのボッタクリが多かったです。
しかし、近年、エリアごとの相場料金が明示されるようになりました。
これによってエリア相場が分かるようになったので、「ボッタクリは減少傾向」にありますね。
プーケットの治安で注意してほしい3つの事
プーケットの治安で注意してほしい事は以下になります。
- 交通事故
- レンタルジェットスキー詐欺
- 女性限定の注意事項
交通事故
プーケットの治安に関しての注意点の1つ目が、「交通事故」になります。
プーケットは、バンコク等に比べると交通機関が少ないんです。
ですので、旅行者の多くは「レンタカーやレンタルバイク」を使うことになります。
歩行者優先の国からきた人はいいのですが、車優先の国から来た人は「歩行者に対する配慮が薄い」からですね。
ちなみに、タイは「完全な車優先社会」です。
プーケットでは交通事故に気をつけてください。
レンタルジェットスキー詐欺
プーケットの治安に関しての注意点の2つ目が、「レンタルジェットスキー詐欺」になります。
リゾート地(サムイ、パタヤ、プーケット島及びパガン島など)でバイクやジェットスキーをレンタルした場合は注意が必要です。特にパタヤでジェットスキーをレンタルして、いざ返却する際に「車(船)体に傷を付け、破損させた。」として高額な修理費を請求されるケースが後を絶ちません。
(引用:在タイ日本国大使館「レンタル業者とのトラブル」より)
レンタルジェットスキー詐欺は、詳しくは「パタヤのジェットスキー詐欺に注意」で確認して下さいね!
女性限定の注意事項
プーケットの治安に関しての注意点の3つ目が、「女性限定の注意事項」になります。
実は、日本女性に気をつけてほしいことがあります。
それが、「ビーチボーイにハマらないようにね!」になります。

プーケットのビーチボーイは、女性へのエスコートがとんでもなく上手です。ですので、世界中の女性にモテます。
そんなビーチボーイは、日本人女性が大好きなんです。
仲良くなった次の日には、あなたはビーチボーイの虜になってる可能性が高いです。
そのうち子供ができます。95%以上の確率であなたは捨てられます。
さらには、ビーチボーイに仕送りをしている女性も珍しくありません。

「ビーチボーイとの恋愛で泣く日本人女性がいる」という事実だけでも頭の片隅に入れておいてくださいね。
プーケット観光は、「プーケット旅行のおすすめ観光地!」にも目を通しておいて下さいね!
チェンマイの治安
チェンマイはタイ国内でも人気のある観光地の1つです。
バンコクと比べて物価が安いので、「長期滞在をしている日本人」も多いですよね。
そんなチェンマイですが、1つだけ充実していないことがあります。それが「公共の交通機関」になります。
バンコクならBTSやMRTが走ってるので、基本的にはどこに行くのにも便利ですよね。
しかし、チェンマイにはそういうものはありません。
ですので、観光客の方は必然的に「レンタカーやレンタルバイク」を使うことになります。
日本とタイの交通事情の違い
移動手段ができるとチェンマイ郊外まで観光にいけるので、とっても便利なんですよね。
ここで問題になってくるのが、日本とタイとの交通事情の違いです。
前述したように、タイは車優先社会ですので、「歩行者やバイクはかなり見下されます」。
温厚な人が多いタイですが、車に乗ると間違った優先意識がでるようで、かなり横暴な運転をする人が多いです。
チェンマイのレンタルバイクでの注意点
チェンマイでバイクを運転するときに、特に気をつけてほしいことがコチラになります。
- 郊外の幹線道路
- お堀の周囲
- ドイステープに行く時
郊外の幹線道路
チェンマイ郊外にある幹線道路では、「すごくスピード」を出す車が多いです。
ですので、なるべくなら「バイクでは近寄らない」ほうがいいですね。
というか、幹線道路は基本的にバイクで走ったらダメです。
周囲が100キロを超える猛スピードなので、触れるだけでこちらは「吹き飛ぶ」こと間違いないです。
私は、基本的には幹線道路はバイクではしりません。
幹線道路を外したルートを選ぶことを「強く強くオススメ」します。
お堀の周囲
チェンマイの中心地であるお堀の周囲は、「基本的には一方通行」になっています。
右折左折や車線変更の際には、本当に気をつけて「しっかりと目視」してください。
車線変更やときに、「まだまだ距離があるから大丈夫」だと思っていて安心はできません。
「ココでそのスピード出しちゃうの?」と、すごいスピードで走ってくるので肝を冷やすことになります。
後ろから見ると、バイクに乗ってるのが「外国人か否かの判別」は難しいですからね。
タイ人と同じような扱いになります。とにかく目視して、車のスピードをつかむことが肝要ですよ!!
ドイステープに行く時
ドイステープは山頂付近に位置するので、山をバイクで登っていくことになります。
そこで気をつけてほしいことは、「対向車線に絶対にはみ出さない!」になります。
ドイステープはチェンマイ随一の観光地です。大型バス・乗用車などがひっきりなしに走ってきます。
そんなところで対向車線にはみ出ると「メチャクチャ危険」です。
さらには、下りは他の車に煽られることも多いです。「お先にどうぞ!」と道を譲ることをオススメします。
というのも、ここは2車線対向道路なのですが、考えの浅い人達が「追い越しをかける」んですよね。
ですので、普通に走ってても「けっこう危ない」んです。
できれば、ドイステープにはソンテウかレンタカーで来ることをオススメしますね。
チェンマイ観光は、「チェンマイ旅行のおすすめ観光地17選!」で確認して下さいね!
まとめ
この記事では、「タイ・バンコクの治安」と「タイ旅行の観光時の注意点」を説明しました。
タイは仏教の国ですので、物は盗られても命までは盗られません。
ですので、安心してタイを旅して下さいね!
タイの治安の次は、「タイ旅行のお役立ち情報」を確認しておくと、きっとあなたの役に立ちますよ!