今回は、「タイラーメンの麺やスープの注文手順」について、タイ歴22年の私がシンプルに解説します。

タイラーメンは、屋台やフードコートで手軽に食べれるので「ちょっと小腹が空いた時」に重宝するんです!
タイラーメンとは「クイッティアオ」のことだよ
タイラーメンとは、タイ国内でよく食べられている「ラーメン」のことですね。
タイのラーメンを日本人は、「タイラーメン」と呼びます。
しかし、タイ国内では「クイッティアオ」という呼び方が一般的になります。
粿条(クエティオウ)は、潮州系・閩南系華人発祥、台湾で花を開いた米料理である。粿条から派生した食品として、タイのクイティアオ、シンガポールやマレーシアのクイティアウ、ベトナムのフーティウがある。
(引用:wikipedia「粿条」より)
タイラーメンは麺の量が少ない
タイで食べるタイラーメンは、量が少ないのも魅力の1つなんですよね。
日本のラーメンの、4~6割ぐらい麺の量になるんです。
ですので、タイ人が日本のラーメンを食べに行ったら、
「一杯の量が多い!」
と言って驚いてますよね。
「美味しいけど全部食べられない」とね(笑)
ちなみに、タイ人の多くはラーメンを食べるのが日本人に比べて非常に遅いんです。
「おいおい、早く食べないと麺がのびちまうよ!」と毎回言いたくなりますね。
バンコク旅行で役立つ「タイラーメンの注文手順」
それでは次に、タイラーメンの注文手順を解説しますね!
タイラーメンの注文手順の流れをザックリと
タイラーメンの注文手順の流れをザックリと解説すると、
- 麺を選ぶ
- スープを選ぶ
- 具材を選ぶ
- 盛りを選ぶ
に感じになります。
ちなみに、クイッティアオはタイ語で「ก๋วยเตี๋ยว」と書きますよ。
男性は「大盛り」を覚えておこう!
もっと細かく言うと色々あるのですが、初心者の方はこれで十分です。
タイ歴22年以上の私ですが、20年間は
「クイッティアオちょうだい」
だけで何とかなってました。
ですので、これでも十分細かく注文できてますよ。
ただし、今にして思えば「大盛り」があるならそれを注文したかったですね。
タイラーメンは量が少ないので、2杯食べることも多かったからです。
2杯はやっぱり少し多いんですよね(笑)
麺を選ぶ
タイラーメンの注文手順で、最初に選ばないといけないのが「麺の種類」になります。
センミー(เส้นหมี่)
センミーは、「極細の米麺」になります。
日本で言うと「そうめんや春雨」みたいな感じですね。
麺が細いので、量が多く感じるのもメリットですね。
なんとも言えない満腹感があるんです。
センレック(เส้นเล็ก)
センレックは、「細い米麺」になります。
タイラーメンの定番中の定番ですね。
注文の時に麺を選ばなかったら、自動的に
「センレック」
になる率高しです!
センヤイ(เส้นใหญ่)
センヤイは、「太い米麺」になります。
名古屋のきしめんに近いかんじですね。
4種類の麺の中で、ダントツで人気がありません。
ですので、タイ歴22年の私も「4~5回ぐらい」しか食べたことはないですね(笑)
バミー(บะหมี่)
バミーは、「小麦粉の麺」になりますね。
日本にある中華麺に似た感じです。
日本のラーメンに近い感覚で食せるので、日本人の中では1番人気ですね。
ちなみに、タイラーメンのお店の店頭でも「麺を確認」できます。
そこで「指差し」しても問題ないですからね。
スープを選ぶ
麺の次は、タイラーメンの「スープの種類」を選びましょう!
ナムサイ(น้ำใส)
「ナムサイ(น้ำใส)」は、透明のスープになります。タイラーメンで最もポピュラーなスープですね。
初めてのタイラーメンは、「ナムサイ」から試すといいですね。
ただし、ナムサイだとスープの味が少々薄いことがあります。
ですので、タイ人は自分でこの後にスープの味付けを調整します(後述)。
ナムトック(น้ำตก)
「ナムトック」は、黒色の濃いめのコクがあるスープになります。
それもそのはずで、スープに豚の血を混ぜてるんだそうです。
それを言うと、ほとんどの人が「豚の血?」と私を振り返ります。
しかし、クセがないので言われなかったら分からないと思いますよ。
トムヤム(ต้มยำ)
「トムヤム」は、日本でも有名なタイ料理であるトムヤムクン風味のスープになります。
酸っぱさと辛さが絶妙の味を醸し出すんですよね。
トムヤムクンが好きな方は、ナムサイスープよりも「トムヤムスープ」をおすすめしますね。
ちなみに、私はトムヤムスープにすることが多いですね。
具材と盛りを選ぶ
麺とスープを選んだら、次は「具材と盛り」を選びましょう。
具材を選ぶ
タイラーメンの具材には以下があります。
- 鶏肉(ไก่)
- 豚肉(หมู)
- 牛肉(เนื้อวัว)
- ルクチン(ลูกชิ้น)
- ワンタン
上記写真がルクチン(練り物)になりますね。
無難なのは、「鶏肉や豚肉」ですね。
注文の時は、「チキン・ポーク」と言えばいいですね。
盛りを選ぶ
タイラーメンの盛りには以下があります。
- 普通盛り:タマダー(ธรรมดา)
- 大盛り :ピセート(พิเศษ)
前述したように、タイラーメンは量が少ないんです。
男性がタイラーメンを単品で食べるなら「大盛り」をおすすめしますね。
ここで1つ注意点があります。
タマダーとピセートを注文して比べてみると、
「ほぼその違いが分からないお店」がたまにあります。
普通盛りと大盛りの違いは、
「お店の人のさじ加減」
なので、あまり気にしないほうがタイを楽しめますよ!
タイラーメンは自分で味を整える
最後に、タイラーメンに関して大事な話をします。
味を自分で調整しよう!
日本では考えられないことですが、タイラーメンをそのまま食べるタイ人はいません。
実は、タイ人の多くが調味料を使って「自分流の」味に整えるのが一般的なんです。
日本のラーメン屋では、自分で醤油や酢などを入れて再び味を整えるなんてことはしません。
日本では「作ってくれた人に失礼だ!」となりますが、タイでは別です。
タイラーメンのお供
タイラーメンのお店には、必ずコチラの調味料が備え付けられてます。
これを使って、自分の好きな味に変更するんですよね。
調味料には以下がありますね。
- ナンプラー(魚醤)
- 砂糖
- 酢
- 赤唐辛子
- 砕きピーナッツ
これらの調味料で各々が自分で好きに味付けを変えていきます。
タイ人にとっては、これは当然で当たり前のことなんですね。
砂糖の量に驚くけど、旨いよ
日本人が驚くのは砂糖ですね。
「甘いラーメンなんて食べられないよ」と、初めは必ずそう言います。
しかし、砂糖を入れることにより
「味に深みとコク」
がでて美味しくなるんですよね。
タイ人は、大さじで3〜5杯も砂糖を入れる人もいますよね
ちなみに、私はスプーンで1杯ぐらいです。ぜひ、お試しあれ!
まとめ
今回は、「タイラーメンの麺やスープの注文手順」について解説しました。
ちなみに、適当に注文すると「そのお店の定番品」を出してくれると思います。
ですので、いたずらに心配する必要はないので安心して下さいね!