タイ旅行を楽しむための重要知識の1つが、「タイのコンセント事情」になります。
昔と今のタイ旅行の違いに、持っていく電化製品の多さがあります。
そこで近年起こってきた問題が、日本から持っていった電化製品が壊れる事になります。
私も、わざわざ日本からタイに持っていった、お気に入りの電気シェーバーを壊してしまった経験があります。
壊れた理由はとっても単純で、「日本とタイの電圧が異なる」からですね。
電圧が異なると、電化製品っていとも簡単に壊れるんです(笑)
実は、電圧の違いを理解しながらも、日本人の多くが「タイのコンセントを使いたくなる理由」があるんですよ。
日本とタイのコンセントが同じなので、「あ、いけるんじゃない?」となってしまうんです。
さらには、タイ旅行には、変圧器を持っていく必要はありません。
最近の電化製品は、「変圧器なしでも使える」ようにできてるからです(詳しくは後述)。

この記事は、タイの専門家である「まさじろ」が書いています。タイ歴は25年以上になるので、安心して読み進めて下さいね!
【まさじろ・保有資格】
- タイ国政府観光庁公認タイランドスペシャリスト
- インターネット旅行情報士
タイのコンセント形状とプラグのタイプ
最初に、タイ国内で使われている「コンセント形状とプラグのタイプ」から確認しましょう。
タイのコンセントとプラグには以下の種類があります。
- Aタイプ
- BFタイプ
- Cタイプ
Aのコンセント形状とプラグタイプ
こちらが、タイにある「Aタイプのコンセント」になります。
Aタイプのプラグがこちらになります。
平型の金属が平行に並んでいるのが、「Aタイプのプラグ特徴」ですね。
見たことがあるのも当然で、日本と全く同じコンセント形状とプラグタイプですよね。

日本と全く同じなので、大問題が発生するんですよ(詳しくは後述)。
BFのコンセント形状とプラグタイプ
こちらが、「BFタイプのコンセント」になりますね。
BFタイプのプラグがこちらになります。
丸型の金属が3本あるのが、「BFタイプのプラグ特徴」ですね。
多くの日本人にとって、BFタイプのコンセントやプラグは見慣れないですよね。
Cのコンセント形状とプラグタイプ
こちらが、「Cタイプのコンセント」になりますね。
Cタイプのプラグがこちらになります。
丸型の金属が2本あるのが、「Cタイプのプラグ特徴」ですね。
Cタイプも、日本では見かけることはありません。
タイのプラグには3種類あるから、「タイ旅行には変換プラグが必要なの?」と思った方もいるかと思います。

しかし、タイ旅行には変換プラグは必要ありません。その理由をチェックしましょう!
タイ旅行に「変換プラグ」が必要ない理由
Aのコンセント形状
タイ旅行に変換プラグが必要ない理由は、「日本で使われているAプラグが、どのタイのコンセント形状でも使える」からです。
まず、上記のAのコンセント形状は、日本と同じなので当然使えます。
BFのコンセント形状
一見すると、BFのコンセント形状では、日本のプラグは使えそうに見えません。
しかし、上記の赤い線のところに「サクッと差し込めちゃう」んですよね。
ですので、BFのコンセント形状では、「変換プラグなし」で使えますよ。

私見になりますが、タイ国内でイチバン多いのが、このBFのコンセント形状だと思います。
Cのコンセント形状
Cのコンセント形状でも、「日本のAタイプのプラグ」は問題なく差し込めます。
上記の赤い線のところに、カシっと入るんですよね(笑)
日本人の多くが、タイのコンセントをついつい使っちゃうのには、こんな理由があったんですよね。

ただし、どのコンセントでも使えるので、日本からの電化製品が壊れる可能性があるんですからね。詳しく確認しましょう!
タイの電圧には要警戒!
タイと日本の電圧が以下になります。
- タイ:220V
- 日本:100V
実は、日本の方がタイに比べて、電圧が低いんですよね。
なので、タイのコンセントを使うときは「細心の注意が必要」なんです。

日本のAタイプのコンセントが普通に使えるので、ついつい電圧の存在を気にしなくなるんですよね。
タイ国政府観光庁も警告しているよ
タイ国政府観光庁のWEBサイトにも以下のように書かれています。
電圧は交流220V(50Hz)で、プラグはA、BF、Cタイプ。※現在、主要都市のほとんどのホテルが日本と同じAタイプに対応しています。くれぐれも電圧にはご注意ください。
出典元:基礎知識
上記の引用に「くれぐれも電圧にはご注意ください」と書いてるのには理由があります。
それは、電圧が異なると、電化製品は簡単に壊れるからですね。
電圧が異なると電化製品は簡単に壊れる
日本で愛用していた電気シェーバーをタイ旅行に持ってきた私。
タイ事情に詳しくなかった私は、シェーバーの充電プラグを「タイのコンセントにそのまま差し込み」ました。
1分ぐらいは何事もなく充電できていましたが、その直後にボンという音とともに煙が出てきました。
ここでの失敗は、「100V専用のシェーバー」をタイ国内で使ってしまったことですね。

それでは次に、タイで使える電化製品の見分け方を紹介します。
対応電圧の確認方法をチェック!
タイ国内でも問題なく使える電化製品が、上記写真のような「100V~240Vに対応している製品」ですね。
電化製品の対応電圧は、コチラの写真だと中ほどに書いている100ー240Vで確認することができます。
これは、「100Vから240Vの電圧で使用できますよ」という意味ですね。
ですので、上記写真の電化製品はタイ旅行で問題なく使えます。タイの電圧は「220V」でしたもんね。
100V専用はタイでは使えない
コチラのような「100Vとだけ書いてある電子機器」はタイでは使えません。
こういうのをタイで使うと悲しい思い出だけが残ります、壊れますからね(笑)
iPhoneも対応している
タイの電圧でもiPhoneが問題ない理由は、iPhoneの充電アダプターにあります。
iPhoneの充電アダプターは、「100Vー240V対応」だからですね。

タイ旅行に持って行く電子機器が、「100V専用か220Vまで対応」してるのかをしっかりと確認することが大事ですよ!
タイ旅行の持ち物に変圧器は必要なの?
タイ国内で、100V専用の電子機器を使いたいとき必要となるのが変圧器になりますね。
日本から電子機器を持ち込みたい方は、「変圧器の購入を検討」するのも当然かと思います。
しかし、チョット待って下さいね。
その変圧器は、「そもそも必要なんでしょうか?」
タイでは変圧器を使ったことがない
私も、タイ以外の国では「変圧器のお世話」になったことは何度もあります。
しかし、タイで変圧器を使ったことは1度もありません。
つまり、タイ旅行には変圧器は必要ありません。

それでは次に、「タイ旅行では変圧器が必要ない理由」を確認しましょう!
タイ旅行では変圧器が必要ない理由
タイ旅行の持ち物に、変圧器が必要ない理由は以下になります。
- タイで使う電子機器には100V〜240V対応が多い
- 買うとしたら、現地で買ったほうが楽で安い
タイで使う電子機器には100V〜240V対応が多い
実は、タイ旅行で使う電子機器には「100V〜240V製品」が多いんです。
タイ旅行によく持っていく製品が以下になります。
- スマホ
- タブレット
- デジカメ
- ノートパソコン
これらは、「100V〜240V」に対応している製品が多いです。
ですので、わざわざ変圧器を持っていく必要はありません。
買うとしたら、現地で買ったほうが楽で安い
タイに住もうとしてる方は、旅行者よりも「タイに持っていく物が増える」と思います。
しかし、変圧器は日本から持って行く必要はありません。
実は、変圧器は使えるワット数に応じて値段が異なります。
簡易的な変圧器なら数千円で購入できますが、「本格的な変圧器は数万円」するんですよね。
さらに、本格的な変圧器の重量は「10キロを超える物」も少なくなりません。

持って行くだけでも大変ですので、変圧器が必要ならば「タイ国内で購入」することをオススメしますね。
100V専用が多い電化製品への対応方法
100V専用が多い電化製品には以下があります。
- 電気シェーバー
- ドライヤー
- ヘアアイロン
電気シェーバー
電気シェーバーは、「100V~240V対応の製品」を購入するとタイでも使えます。
しかし、タイ旅行のために、わざわざ買い直すのはモッタイないです。
タイ旅行中は、タイのコンビニで売っている「T字カミソリ」を使えばいいからですね。
値段も100円~なので、使い捨て感覚でいいと思います。

次にシェーバーを新調するときは、「100V~240V対応の製品」を買っておくことをおすすめしますよ!
ドライヤー
タイの一般的なホテルには、「ドライヤーが完備」されています。
ですので、よっぽどのこだわりがない限りは、ホテルのドライヤーを使うことをオススメします。
ちなみに、ドライヤーに関しては、変圧器の選択肢は完全に消え去ります。
ドライヤーが使える変圧器は、「非常に高価で重い」からですね。

海外でも普段使いのドライヤーが使いたい方は、最初から「海外対応ドライヤー」を購入することをおすすめします。
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ヘアアイロン
ヘアアイロンが完備されているタイのホテルは、かなり少ないと思います。
さらにはドライヤーと同様で、ヘアアイロンが使える変圧器は非常に高価で重いです。
タイ旅行でヘアドライヤーが使いたい方は、日本から持っていきましょう。
お持ちのヘアアイロンが100V専用の場合は、普段使いできる「海外対応ヘアアイロン」に買い換えましょう。
「海外対応ヘアアイロン」のおすすめはコチラ!

もう一度言いますが、タイ旅行に持って行く電子機器が、「100V専用か220Vまで対応してるのか」をしっかりと確認することが大事ですからね!