この記事は、
- バンコクの正式名称と日本語の意味
- タイ人は「バンコク」とは呼ばない理由
について書いています。

タイ歴22年の「まさじろ」が、シンプルに紹介しますね!
タイの首都の正式名称は長いことで有名

「タイの首都であるバンコクの正式名称はすごく長い!」と、こんな話しを聞いたことがありませんか?
結論から言うと、これは本当の話しですね。
驚くほど長い名前になるので、「バンコクの正式名称を覚える歌」まであるくらいです。
バンコクの名前の由来
実は、バンコクの正式名称には「バンコク」の文字は見当たりません。
諸説ありますが、バンコクという名前は「勘違いから広まった」と言われています。
外国人が「バンコク」と呼んだのが始まりなんだそうです。
ですので、当然ですがタイ人は「バンコク」とは呼びません。

タイ人はバンコクとは呼ばすに「クルンテープ」と呼びます(詳しくは記事の後半で!)
バンコクの正式名称
バンコクの正式名称(タイ語)はこんな感じになります。
กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตนราชธานีบูรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์
出典元:バンコクーWikipedia
ほとんどの方が読めないと思います。タイ文字って「こういう文字」なんですよね。
日本語で読んでみよう
バンコクの正式名称を「日本語読み」すると、こんな感じになります。
クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット
出典元ータイ王国の概要ータイ国政府観光庁

名称と言うよりも、文章と言ったほうが良さそうですね。本当に長いです!
バンコクが「天使の都」といわれる理由
それでは次に、バンコクの正式名称の「日本語の意味」を確認しましょう!
日本語の意味(タイ国政府観光庁)
タイ国政府観光庁では、このように訳しています。
天使の都 雄大な都城 帝釈天の不壊の宝玉 帝釈天の戦争なき平和な都 偉大にして最高の土地 九種の宝玉の如き心楽しき都 数々の大王宮に富み 神が権化して住みたもう 帝釈天が建築神ヴィシュカルマをして造り終えられし都
出典元ータイ王国の概要ータイ国政府観光庁
バンコクの正式名称は長いことでも有名ですが、「日本語の意味が難しい」ことでも有名なんです!
日本語の意味(Wikipedia)
Wikipediaでは、このように訳しています。
イン神がウィッサヌカム神に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都。
出典元:バンコクーWikipedia
バンコクの正式名称の意味は、「戦争のない平和な都」だったんですね。
バンコク=天使の都
ちなみに、どちらでも訳されている言葉が「天使の都」になりますね。

バンコクを紹介するときによく見かける「天使の都」は、バンコクの正式名称から来てたんです!
タイ人はバンコクを「クルンテープ」と呼ぶ
タイ人は、バンコクを「クルンテープ」と言います。
ちなみに、タイ語では「กรุงเทพฯ」と書きますね。

バンコクの正式名称は噂通りに長いですから、タイ人も端折って言いますよね。
クルンテープの由来は?
クルンテープの由来は、バンコクの正式名称の「日本語読み」を思い出して下さい。
「クルンテープ・プラマハーナコーン〜」から始まってましたよね。
この先頭の文字の「クルンテープ」だけをとって呼ぶようになったんですよね。
ですので、タイ人同士の会話で「バンコク」が出てくることは稀ですね。

バンコクと言う言葉が出てくるのは、タイ人が「外国人と会話するとき」ぐらいですね。
まとめ
今回は、「バンコクの正式名称と日本語の意味」と「タイ人がバンコクと呼ばない理由」を紹介しました。
おさらいすると、
- タイの首都バンコクの正式名称は長い!
- バンコク=天使の都
- タイ人は「クルンテープ」と呼ぶ
になりますね。

次に、タイ人と会話するときは積極的に「クルンテープ」と言って下さいね。距離がグッと近づきますよ!