今回の記事は、
- ショートステイとは?
- 施設の形態と部屋のタイプ等
について、現役ケアマネジャーの私が解説します。

ショートステイは、「短期入所生活介護」と言われる介護サービスです。なかなか聞き慣れない名前だから、難しそうに感じますよね。
ショートステイとは?
ショートステイとは、「泊まれるデイサービス」になりますね。
自宅での介護は、体にも精神的にも大きな負担がかかります。
ショートステイは、「介護する人の休息」という大きな役割があります。
ショートステイに行ってもらうと、介護から離れることができて心にゆとりができます。
ショートステイは介護する家族のためのサービス
そうすることで、再び「優しく接することができる」ようになるんですよね。
さらには、
- 介護している人が病気になったり
- 家族が遠方に出かける予定ができたり
した時に便利なのがショートステイなんですよね。
自宅で長く介護をしていると、介護することに疲れてしまいます。
自宅での介護を続けるために、「リフレッシュする時間を作れる」のもショートステイの魅力です。
ショートステイの介護サービス
ショートステイのサービスには以下があります。
- 入浴
- 食事
- 排泄
- リハビリ
ショートステイは、「要支援・要介護認定」を受けている人が利用できますよ!
施設の形態と部屋のタイプ等
施設の形態
ショートステイ施設の形態には2種類あります。
- 単独型:ショートステイのみを専門に実施している施設
- 併設型:特別養護老人ホームなどに併設しているショートステイ
部屋のタイプ
ショートステイの部屋タイプは大きく分けると4種類あります。
- 多床室:一つの部屋を数人で利用する大部屋
- 従来型個室:一人で一部屋を使う
- ユニット型個室:共有スペースがあり、個室で生活できる
- ユニット型準個室:共有スペースがあり、簡易的な個室がある
利用できる日数
基本的に、連続した利用は30日までとなっています。
用事のあるときだけ使うなど、色んな利用が可能です。
料金
ショートステイの料金は、
- 施設の形態
- 部屋のタイプ
- 要介護度
などで変わってきます。
ショートステイを利用するには
ショートステイを利用したい場合は、担当のケアマネジャーに相談してください。
まずは、ケアプランに「ショートステイを追加」してもらって下さい。
あとは、
- どこのショートステイを利用するか
- いつ利用するかなどを決めて
ショートステイ施設に空きがあるか確認します。
人気のあるショートステイの施設は、空きがない場合があります。
利用の注意点
利用したい施設があったら、「利用する本人さんと一緒に見学」することをおすすめします。
実際に施設を見て、スタッフの対応や、設備、周りの環境などを確認することが大事です。
忘れてしまうかもしれませんが、利用する本人も「見学するとすんなり利用できる」ことが多いです。
慣れるためには、1泊2日から始めることをおすすめしますよ!

介護する人も、される人もお互い少し離れるといい関係が築けるようです。上手にショートステイを利用して下さいね!