「最近は車を運転するのが怖くてねえ」と嘆く高齢者の方が増えています。
高齢者ドライバーが加害者になる交通事故が増えてるので、運転に対して恐怖を感じるのも無理ないですよね。
さらにお話しを聞くと、「自分がケガをするのは嫌だけど、人にケガをさせるのはもっと嫌」とのことです。
ですので、高齢者の方の多くはとっても悩むんです。
「自分はまだ車を運転してもいいんだろうか?」と。
それでは最初に、「高齢者の運転免許証の自主返納とは?」から確認していきましょう!

今回は、デイサービスでの「入浴の目的」と「入浴の一連の流れ」について、ケアマネの私が解説しますね!
高齢者の運転免許証の自主返納とは?
運転免許証の自主返納とは、高齢者の方が自主的に「運転免許証の申請取消」をすることになります。
高齢者が運転免許証を自主返納するときの手続きは以下の場所で行えます。
- 警察署
- 運転免許センター
それでは、どんな時に高齢者の方が自主返納を検討するのかを見ていきましょう!
自主返納の理由
高齢者の方が運転免許証を自主返納した理由をあげると以下になります。
- 家族や身内に運転をたしなめられた
- 運転に自信がなくなってきた
- 誰かを傷つけるのは嫌だ
そんな自主返納を迷っている高齢者への地域サポートが「運転免許自主返納者支援事業」になります。
運転免許自主返納者支援事業
実は、高齢者の方が返納を迷うのも無理はないんです。
都会の人は信じられないと思いますが、田舎には「2時間に1本のバスが当たり前のエリア」があります。
さらに言うと、1日のバス本数が「朝・昼・夜の3本」なんてエリアもあるんですよね!
そういったエリアにお住まいの高齢者の方は、「車がないと買い物にも病院にも行けない」ので運転免許証を自主返納するのに「かなりの決意」が必要になります。
運転免許自主返納者支援事業は地域サポート
そんな高齢者を応援してくれるのが、「運転免許自主返納者支援事業」になります。
「運転免許自主返納者支援事業」とは、運転免許証を返納した高齢者が安心して暮らせる環境づくりをお手伝いしてくれる地域サポートのことです。
運転免許自主返納者支援事業のサポートの恩恵を受けるために、あると便利なのが「運転経歴証明書」になります。
「運転経歴証明書」を取得するための手続き
上記が、「運転経歴証明書」になります。普通の運転免許証とほぼ同じですよね。
実は、高齢者の方が運転免許証を自主返納したさいに、代わりに取得できるのが「運転経歴証明書」になります。
手続きの場所
運転経歴証明書の取得手続きは以下の場所で行えます。
- 警察署
- 運転免許センター
申請に必要なもの
- 運転免許証
- 写真
- 交付手数料1,100円
- 印鑑
写真についての注意事項は、「縦3センチ×横2.4センチ・6ヶ月以内に撮影したもの・無帽・正面・無背景」になるのでご注意下さいね!
大事なことを言います。
「手続きの場所」「申請に必要なもの」は、お住まいの都道府県に異なることがあります。
ですので、必ず事前確認してから申請に向かうようにして下さい!
高齢者が運転免許証を自主返納した場合の特典とメリット
高齢者が運転免許証を自主返納した場合の特典とメリットは以下になります。
- タクシー乗車券の無料交付
- バス回数券の無料交付
特に上記のような「交通系のサポート」をしてくれるのが自主返納の特徴ですね。
さらには、先程紹介した「運転免許自主返納者支援事業」のサポートもあります。
運転免許自主返納者支援事業のサポート
運転免許自主返納者支援事業のサポートの「ごく一部」を紹介します。
- 自宅から病院までの無料送迎
- バス・タクシー乗車券を1万円分
- 飲食店での割引10%~
自主返納の特典とメリットは、お住まいの地域によって異なるので参考程度でお願いしますね!
運転経歴証明書が必要となる場合が多い
ただし、自主返納の特典やメリット受けるためには、前述した「運転経歴証明書」の提示が必要となる場合が多いのでご注意下さい。
運転経歴証明書は、運転免許証に似てるので身分証明書としても利用できるんだそうですよ!

運転免許証の自主返納は、今回の記事を参考に「ご家族の方とじっくり話し合って」から結論を出して下さいね!