昨今では、「両親を自宅で介護するのは厳しいよね」と、感じる方が増えています。
それもそのはずで、身内とは言えど「誰かの介護」をするのはかなりの重労働になります。
ご自宅での介護、どうもお疲れ様でした。後は、私共「介護のプロフェッショナル」におまかせ下さい。
昔の介護は「個人や個々家庭」で支えていました。しかし、現代の介護は「地域社会」で支えているからですね。
介護施設にはそのための人員や設備が整っているんですよね。
介護に関する思いは家庭によって異なりますが、せっかくの「介護保険を有効」に使っていきたいですね!
ところで、いざ施設を利用したいと調べてみるといろんな施設があります。
入りたいと思ってもいろいろな施設があるので、「どこを選べばいいのか?」と迷ってしまいます。
それでは最初に、「高齢者向けの介護・福祉施設の種類」から確認していきましょう!

介護経験20年で現役ケアマネジャーの、「よちる」がシンプルに解説しますね!
【よちる・保有資格】
- ケアマネジャー
- 介護福祉士
高齢者向けの介護・福祉施設の種類
高齢者向けの介護・福祉施設の種類を大きく分類すると下記になります。
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- グループホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
- 有料老人ホーム
厳密に言えば、あと数種類の「高齢者向けの介護・福祉施設」があります。
しかし、今回は有名な施設だけを紹介しますね。
それでは、上記「高齢者向けの介護・福祉施設」を1つずつ詳しく見ていきましょう!
特別養護老人ホーム
高齢者向けの介護・福祉施設で最も有名なのが、「特別養護老人ホーム」になります。
一般的には、特養(とくよう)と略して呼ばれていますね。
特別養護老人ホームは、「介護老人福祉施設」と呼ばれることもあります!
特別養護老人ホームの特徴
特別養護老人ホームの特徴は、「費用が安い」ことにあります。
ただし、費用が安いので「入所希望者」が他の介護施設に比べると多くなります。
ですので、入所のための「順番待ち」をするのが一般的になります。
順番待ちの期間は「数ヶ月」や、中には「数年」の方もいますね。

こればかりは、申込みをした特別養護老人ホームの「順番待ちの状況次第」になりますね!
介護老人保健施設
高齢者向けの介護・福祉施設で、次特別養護老人ホームと同じくらい有名なのが「介護老人保健施設」です。
介護老人保健施設は、一般的には老健(ろうけん)と略して呼ばれていますね。
介護老人保健施設の特徴は、利用者さんが自宅に帰ることを目的にした「リハビリ」になります。
ですので、医師が必ず1名常勤しています。
介護老人保健施設の特徴
さらには、「作業療法士・理学療法士・言語聴覚士」等の専門家が常勤している老健も多いですね。
長期的に入居する施設ではなく、利用者さんが自宅に帰るための「機能回復訓練」が目的になるからですね。
介護老人保健施設は、「医療システムが充実した環境」になります。
ですので、自宅で生活をしたいと望む利用者さんにオススメですよ!
グループホーム
グループホームの正式名称は、「認知症対応型共同生活介護」と言います。
高齢化社会となった現在では、認知症が原因で以下のような高齢者が増えています。
- 記憶が曖昧になる
- 思いもよらない行動をとる
グループホームの特徴
グループホームは、認知症により通常の生活ができない高齢者を対象が「介護スタッフからのサポート」を受けながら共同生活する施設になります。
身体はまだまだ元気ですし、ほとんどの方は正常な状態ですので、こちらも気の毒になります。
しかし、1人で放っておくと、やはり「危なっかしい」ので気が気ではないんですよね。

グループホームは、身体はまだまだ元気だけど「認知症がねえ」という方におすすめの施設になります!
サービス付き高齢者向け住宅
サービス付き高齢者向け住宅とは、バリアフリー構造が特徴の民間の賃貸住宅になります。
一般的なマンションやアパートなどと同じ完全個室のためプライバシーも守られるので人気があります。
要支援・要介護状態の人でも入居可能ですが、入居の条件は60歳以上となります。
ただし、健康で介護の要らない人や軽い介護が必要な人ですね。
サービス付き高齢者向け住宅の特徴
サービス付き高齢者向け住宅の特徴は、安否確認や生活相談が必須なので「安心して生活」できることにあります。
高齢者の方が安全に生活できるようにバリアフリー対応などの設備が整えられた住宅であって「施設ではないので自由に生活できる」のも特徴の1つですね。

サービス付き高齢者向け住宅を簡単に言うと、「高齢者向けに設計されたマンション」になりますね!
有料老人ホーム
有料老人ホームは、介護を必要としている利用者さんが「自宅で生活してるのと同じ環境」に限りなく近い介護施設となります。
有料老人ホームの種類は以下になります。
- 介護付き有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
- 健康型有料老人ホーム
有料老人ホームは、基本的には空きがあればいつでも入居可能となってますね。
有料老人ホームの特徴
有料老人ホームの特徴は、環境は自宅に近いにも関わらず「介護サービス」が受けられることになります。
有料老人ホームで受けられるサービスは以下になります。
- 食事
- 入浴
- 介護サービス
- 洗濯
有料老人ホームを経営してるのは民間企業が多いので、色々なサービスが充実してますね。
ただし、特養や老健に比べて費用が高めになる傾向があります!

介護サービスをご利用頂いて、ご家族の負担が「少しでも軽くなれば」、私も介護に携わる者の1人としてとっても嬉しいです!