今回の記事は、
- 特別養護老人ホームの給料
- 給料は地域差が大きい
について、現役ケアマネジャーの私が解説します。

特別養護老人ホームで働く人の給料の平均月給は、「32万円」もあるんですよ。少ないと思われがちですが、実はけっこうあるんです!
特別養護老人ホームの給料
何の仕事を探す時でも同じだと思いますが、仕事探しで気になるのが「給料や待遇」になりますよね。
多くの人にとって、お給料は「日々の生活を支えるための基盤」になるので、それをおざなりにはできませんよね。
介護の仕事は、やりがいも重要ですが「自分の生活も大事」にしたいですもんね!
条件の良い施設もある
介護の仕事は給料が安いイメージがあるので、「生活していけるんだろうか?」と心配になるのも無理はないです。
実は、じっくりと探せば「給料や待遇の良い介護施設」もあります。
結論から言うと、介護施設サービスの中で「特別養護老人ホーム」は給与面は良い方になるので安心して下さいね!
データでお給料を確認してみよう!
特別養護老人ホームの給料に関しては、以下の「厚生労働省発表の政府統計」が参考になります。
「平成29年度介護職員の平均給与額等」
(引用元:厚生労働省「介護従事者処遇状況等」より)
政府が、介護の仕事に就いている人たちの「平均給与額等」を毎年調査してるんですよね。
特別養護老人ホーム=介護老人福祉施設
上記画像には、「特別養護老人ホームがないよね?」と驚いた方もいるかと思います。
実は、特別養護老人ホームの別名は「介護老人福祉施設」と言うんです。
ですので、ここでは「介護老人福祉施設の欄」を御覧ください!
それでは次に、上記画像では確認しづらい「介護老人福祉施設の欄」を見ていきましょう!
介護職員の平均給与額等
特別養護老人ホームの介護職員の平均給与額等は以下になります。
平均年齢・平均勤続・平均給与
- 常勤の者・38.0・7.4・322,310
- 非常勤の者 41.3・8.9・274,570
特別養護老人ホームで7年働く38歳の平均給料は、「322,310円」になりますね。
ですので、特別養護老人ホームの常勤者のお給料を「年収換算」するなら、単純に32万円×12ヶ月=「384万円」とすればいいですね。
平均年収384万円は安いの?高いの?
特別養護老人ホームの年収は「384万円」と確認すると、以下の3つの反応が返ってきます。
- そんなに多いの?
- それくらいだよね!
- そんなに少ないの?
大半の方は、「それくらいだよね!」に当てはまると思います。
しかし、中には「自分のお給料よりも高い低い」と感じる方もいるかと思います。
では、次にその理由について解説しますね!
特別養護老人ホームの給料は地域差が大きい
実は、特別養護老人ホームなどの介護施設の給料は、「かなりの地域差」があるんです。
ですので、平均年収の384万円が
- 自分のお給料よりも高い
- 自分のお給料よりも低い
となる方が出てくるんですよね。
日本津々浦の求人情報をチェックした私の体感では、エリアごとの平均年収はこんな感じになります。
エリアごとに確認してみよう!
東京エリアのお給料を「100」だとすると、他のエリアは以下になります。
- 100:東京
- 90:大阪
- 80:地方都市
- 75:地方
お給料面では東京エリアがダントツに高いですね。
ただし、これは介護の仕事に限りませんよね。
私は地方に住んでますが、地方は介護以外の仕事も「給料が安い」ので、都会と比較するは無理がありますよね。
介護の仕事で立派に家族を養ってる方は多いです。

「人から感謝してもらえる仕事」で生活できることに、日々感謝ですね!