今回の記事は、
- 特別養護老人ホームのレクリエーションの目的
- レクリエーションのおすすめ
を、現役ケアマネジャーの私が解説しますね!

特別養護老人ホームでのレクリエーションは、スキマ時間を見つけて「短時間でこまめ」に行うことがオススメなんです!
特別養護老人ホームのレクリエーションの目的
レクリエーションといえば、デイサービスというイメージがあります。
しかし、特別養護老人ホームでもレクリエーションは行われていますね。
特別養護老人ホームに入居されている方は、「施設の中が生活の場」になります。
ですので、ただ日々を過ごしてしまうのはもったいないですよね。
特別養護老人ホームのレクリエーションの目的は以下になります。
- 身体機能を維持
- 交流の場
- 脳の活性化
身体機能を維持
施設生活では体を動かす機会が少ないので、レクリエーションを通じて「活動量を増やし身体機能を維持」する。
交流の場
他の入居者の方と一緒に楽しむことで、交流の場になり「よい人間関係」を築ける。
脳の活性化
指先・身体・頭を使うことで、「脳が活性化し認知症予防」になります。
それでは次に、レクリエーションの種類を具体的に確認しましょう!
身体を使ったレクリエーション
身体を使ったレクリエーションのおすすめは以下になります。
- 座ったままできる簡単な体操
- ボールを使ったレク
- 手を使ったレク
座ったままできる簡単な体操
椅子や車椅子に座ったまま、肩上げをしたり首を回したり足踏みをしたりします。
ボールを使ったレク
スタッフが投げたボールを受け取り投げ返してもらったり。
机の上でボールを転がして、キャッチし次の人に転がす。
手を使ったレク
指で数を数えたり手をグーパーと握ったり開いたりする。
いろいろな身体状況の方がいるので、なるべく多くの方が参加できるような内容を選んであげて下さいね!
頭を使ったレクリエーション
頭を使ったレクリエーションは以下になります。
- 塗り絵
- 計算問題
- トランプ
脳トレで使用したプリントには「日付や名前」などを書いてもらい捨てずにとっておくと、あとで認知症の進行度などを確認できますよ!
塗り絵
簡単なのもから少し難しいものを用意し、塗りたいものを選んでもらう
計算問題
計算プリントを用意して計算してもらう。
計算問題も、いきなり難しいものだとやる気がなくなるので「最初は簡単なもの」からがいいですね。
トランプ
神経衰弱ゲーム、ババ抜きなど。
音楽や歌のレクリエーション
音楽や歌のレクリエーションのおすすめは以下になります。
- カラオケ
- 合唱
- 歌体操
耳から入る刺激を感じてもらうため、寝たきりの方にも参加してもらうといいですね!
カラオケ
カラオケで、好きな歌を順番に歌ってもらいます。
合唱
みなさんが知ってそうな歌を、みんなで歌います。
歌体操
歌いながら手を叩いたり、指を動かしたりします。
何事もチャレンジすることが大事ですが、嫌がる方には無理強いしない方がいいですね!
特養のレクリエーションは、日常生活での楽しみやリハビリ的な役割があります。

少しのスキマ時間でいいので、まずは手の「グーパー」からでも始めてみて下さいね!