今回の記事は、
- 特別養護老人ホームの申し込み方法
- 入居するのに必要な順番待ち
について、現役ケアマネジャーの私が解説します。

特別養護老人ホームを検討している方は、計画的な行動が大事ですよ!
特別養護老人ホームの申し込み方法
介護施設の中では、特別養護老人ホームが「費用の安さ」で人気があります。
ですので、一般的な方は特別養護老人ホームが良さそうだから、入居の申込みにいこうよ!と、簡単に入居できると考えています。
いきなり行っても入居できない
しかし、現実はそうではありません。人気施設ゆえの問題があるんですよね。
それが、後述する「順番待ち」になります。
さらに、特別養護老人ホームの申し込みでは、各施設や自治体によって「必要書類」が異なります。
まずは、しっかりと事前確認することをオススメしますよ!
特別養護老人ホームの申し込み方法の流れ
特別養護老人ホームの申し込み方法の流れは以下になります。
- 申込み書類を受け取るために施設に行く
- 申込み書類の記入と必要書類を揃える
- 書類を持って再び施設に行く
※各自治体によって異なるので、参考でお願いします。
申込み書類を受け取るために施設に行く
入所を希望している施設で、「申込み書類」を受け取ってください。
申込み書類の記入と必要書類を揃える
申込み書類を受け取ったら、自宅に帰ってゆっくりと記入して下さい。
あわせて、「必要書類の準備」もして下さい。
書類を持って再び施設へ
入所を希望している施設で、「書類の提出」をして下さい。
特別養護老人ホームは申し込み後に「順番待ち」が必要
特別養護老人ホームの申し込みは、上記で説明したように難しくはありません。
しかし、人気施設ゆえに「空きがない」ことがほとんどなんです。
ですので、申込みの後に「順番待ち」が必要となるんですよね。
どのくらいの期間を待てばいいの?
順番待ちが必要なります!と私が言ったら、じゃあ、どのくらいの期間を待てばいいの?と、ほとんどのご家族が質問されます。
実は、この順番待ちは「申し込んだ順番」ではありません。
介護の必要度合いによって、「順番が入れ替わる」のが特徴なんです!
そういう理由から、長い方だと「1年や2年も順番待ち」してる方もいるんですよね。
入所順番を選考する流れ
入所順番を選考する流れは以下になります。
- 自治体が順位を決める
- 施設が順位を確定させる
自治体が順位を決める
市町村などの自治体が、申込み書類などから勘案して「入所の優先順位」を決めます。
施設が順位を確定させる
入所の優先順位を基にして、各施設に設置された「入所選考委員会」が入所順位を確定させます。
入所選考委員会を簡単に言うと、入所の順番を決めるための委員会ですね。
入所選考委員会は、施設長・ケアマネ・生活相談員などで構成されています。
今回の記事は、特別養護老人ホームの「申し込み方法・入居の順番待ち」を解説しました。

順番待ちは避けられないので、早めに申し込むことを心がけて下さいね!