立派なたてがみを持って、優雅な雰囲気を醸し出す百獣の王ライオン。
風貌から察するに、さぞかし「狩りが上手な印象」があります。
しかし、実はライオンは、「狩りがあまり上手じゃない動物」って知ってましたか?
私はとある光景を見て、ライオンって狩りが下手かもと確信しましたよ(笑)
今回は、「ライオンは狩りが上手じゃない」を詳しく解説します。

この記事は、動物園が大好きで、1ヶ月に2~4回は必ず動物園に行く、動物大好きYoutuberの「ぱんだガール」が書いています。
ライオンの狩りはメスが主役
立派なたてがみで、王者の風格を醸し出すオスのライオン。
実は、ライオンのオスは、そもそも「滅多に狩りに参加しない」ことで知られています。
たてがみを持つライオンが、バッファローを食べてるシーンをテレビで見たことがある人も多いかと思います。
しかし、あれは「レアなケース」と言えますね。

ちなみに、ライオンのメスに、たてがみはありません。たてがみがあったら、それはオスのライオンってことなんです(なので、上記写真はオスライオン)
狩りをするのはメスライオン
一般的には、ライオンはメスが狩りをする動物なんです
ライオンの場合、普通狩りはメス達の仕事である
出典元:日本平動物園
つまり、ライオンはメスが主になって、「狩りをするのが通常」なんですね。
ですので、ライオンのオスは、獲物がとれてから現地に赴くんです。
ライオンの狩りの手順と成功率
ライオンの狩りの手順は以下になります。
- メスが集団で狩りに行く
- 獲物を中心に扇形の陣形をとる
- 気付かれないように距離をつめる
- 扇形に散らばって獲物に忍び寄る
- 一気呵成に食らいつく
- 大きい獲物は窒息させることも
- 昼よりも夜の狩りが多い
ライオンの狩りの成功率
ライオンの狩りの成功率は、15~20%と言われています。
狩りの成功率は15~20%
出典元:日本平動物園
10回に2回ぐらいしか成功しないなんて、ライオンの持つイメージからすると不思議ですよね。
しかし、よくよく考えてみると、それも理解できます。
目の当たりにすると理解できた(笑)
ライオンは、動物界のヒエラルキーの頂点に君臨する最強の動物です。
厳密には、トラやヒグマも相当強いらしいのですが、「ライオンより強い動物は極めて稀」です。
ここからは私見になりますが、だから「ライオンは狩りが上手じゃない」んだと思います。
自分よりも強いものがいないなら、何回狩りに失敗しても、何度でもやり直せますもんね。
狩り上手でいてほしいけど
高貴な出で立ちのライオンは狩り上手なイメージでいてほしい、って気持ちはわかります。
私も実際に目の当たりにするまでは、「ライオン=狩り上手のイメージ」が頭を離れませんでしたから。
しかし、その光景を一度見てからは、「ライオンって狩りが下手なんだな」と確信しました。
オスライオンの持つ、たてがみのイメージってのは相当強固ですよね(笑)

それでは、その光景を詳しく確認してみましょう!
アドベンチャーワールドのライオンのエサやりのシーン
アドベンチャーワールドの、ライオンのエサやりのシーンでした。
お腹を空かせたメスライオンは、飼育員さんの乗るジープに近づきます。
餌がもらえるのが分かっているので、みんな凄い集中力でしたよ。
メスライオンが揃うのを待って、飼育員さんがジープの中から餌をあげはじめます。
みんな華麗にキャッチ
最初のメスライオンは、突然だったのでキャッチしそこないました。
しかし、それ以降のメスライオン達は、飼育員さんの放り投げる「餌を上手にキャッチ」していきます。
ちなみに、自分の番がくるのを分かっていても、「何とも羨ましそうな顔つき」が愛くるしいんですよね(笑)
そうやって、最後のメスライオンの順番になったとき、私は全てを悟りました。
おまぬけライオンさん、可愛すぎ!
最後のメスライオンが、おまぬけで可愛すぎました。
飼育員さんが投げてくれた餌を、「なんとヘディング」してしまいます。
この瞬間、「ライオンて、本当に狩りが上手じゃないんだな」と私は思ったんです。
ちょっと抜けてるライオンを見ることで、私はさらにライオンが好きになりましたよ(笑)

ライオンのオスも、積極的に狩りに参加したらいいのにね(笑)