今回の記事は、
- グループホームとは?
- 入居条件
について、現役ケアマネジャーの私が解説します。

認知症の方を対象とした介護サービスが、「グループホーム」になりますよ!
グループホームとは?
グループホームとは、「認知症対応型共同生活介護」になります。
シンプルに言うと、認知症の利用者を対象にした専門的なケアを提供するサービスです。
認知症の高齢者の特徴は、
- 新しい環境に慣れるのが得意でなかったり
- 新しいことを覚えることが難しい
ことがあげられます。
少人数
大型の介護施設だと、利用者数が「50人~100人」と大人数になります。
現場のスタッフも日によって変わるので、認知症の方は落ち着かなく「症状も進行」するかもしれません。
グループホームでは入居者さんは「5人~9人」と少人数で、職員も毎日同じようなメンバーです。
同じようなメンバーで生活していくと、名前は分からないけど「この人は見たことがある」という安心感が出てきます。
申込み
グループホームへの申込みは、希望しているグループホームに直接出向いて下さい。
初日は、必要書類を入手して持ち帰ります。
その後、住民票や健康診断等の「必要書類を提出」します。
日程を調整して、グループホームの職員が利用者さんの状況を確認にきます。

本人さんの状況や、介護度、経済的なことまでを総合的に判断をして「入居の判定」が行われます。
認知症の方を自宅で介護するのは大変
自宅で介護をされていて、かかりつけの先生から「認知症」と診断された時。
認知症の症状を目の当たりにした方は、「これからどうしたらいいんだろう?」と、不安になると思います。
認知症というとどうしても、「徘徊・暴力行為・物取られ妄想」などの状態が想像されます。
家で介護するとしても、ずっと付きっきりになるのは難しいですよね。
認知症とは?
認知症とは、「記憶・判断・認識」が難しくなっている状態を言います。
認知症の中で一番多いのが、アルツハイマー型認知症になります。
脳の神経細胞が徐々に減っていく病気で、MRI画像や認知症の判定助ケール等を用いて診断されます。
グループホームの入居条件
それでは次に、グループホームの入居条件を確認しましょう。
認知症の方
グループホームは認知症の方を対象としているので、お医者さんによる「認知症の診断」が条件になります。
入居する前に診断書などで認知症があるか確認されます。
グループホームと同じ市町村に住所がある方
グループホームは地域密着型サービスと言われ、「地域に密着」した小規模の施設となっています。
なので、入居を希望するグループホームと「同じ市町村に住民票」が条件になります。
要支援2以上の方
グループホームは65歳以上で、「要支援2~要介護5の認定」を受けていることが条件になります。
要支援1の方は対象になっていませんので注意が必要です。
その他
グループホームは、「5人~9人の共同生活」になります。
ですので、「集団生活に順応できる」等の条件が施設ごとに設定されています。

グループホームは少人数で落ち着いて生活できるので人気です。入所条件などを考慮しながら検討してみてくださいね!