今回は、タイ料理には欠かせない調味料の1つである「ナンプラー」について、タイ歴22年の私が解説します。
ピリ辛スパイシーで知られるエスニック料理の1つに「タイ料理」があります。実は、ナンプラーはタイ料理には必須な調味料なんですよね。
日本料理に醤油がよく使われるように、タイ料理にはナンプラーがよく使われるんですよね。
記事の後半では、「ナンプラーを使ったレシピ」と「ナンプラーのおすすめ」についても紹介しますね!
ナンプラーとはタイの魚醤だよ
ナンプラーとは、タイの魚醤(ぎょしょう)のことですね。魚醤を簡単に説明すると、魚を使った「醤油」と言うと分かりやすいと思います。
一般的な醤油の原材料は、「大豆や小麦」になります。大豆や小麦を発酵させたら醤油になります。
同じように魚を原材料として発酵させると、「魚醤」になるんですよね。ですので、醤油や魚醤などを発酵食品とも言ったりしますね。
ナンプラーのタイ語
タイ語でナンプラーは、「น้ำปลา」と書きます。ナンプラーは以下の2つの言葉から成り立っています。
- ナン:水
- プラー:魚
ナンプラーを直訳すると「魚水」となります。とっても分かりやすい言葉ですよね。
日本の魚醤
実は、魚醤の方が醤油よりも歴史がある発酵食品なんですよね。しかし、時代の流れとともに「魚醤 → 醤油」となります。
あまり知られていませんが、今でも日本国内には魚醤はあるんですよ。日本の魚醤で有名なものは以下になります。
- しょっつる
- いしる
しょっつる
「しょっつる」とは、秋田県で作られる魚醤のことになります。しょっつるの原材料となる魚としては、「はたはた・イワシ・コウナゴ」が使われます。
いしる
「いしる」とは、石川県で作られる魚醤のことになります。石川県の地域によっては、「いしり・よしる」と呼ばれることもありますね。
いしるの原材料となる魚としては、「イカ・イワシ」が使われます。
ナンプラーを使ったレシピ
ナンプラーを使ったレシピには以下があります。
- トムヤムクンのレシピ
- ガパオライスのレシピ
- グリーンカレーのレシピ
- タイラーメン
詳しく見ていきましょう!
トムヤムクンのレシピ
日本でイチバン有名なタイ料理である「トムヤムクン」は、ナンプラーを加えることによりさらに美味しくなりますね。

ガパオライスのレシピ
ガパオライスにはナンプラーは欠かせないですね。ナンプラーは火を通すと独特の匂いが少し和らぎますからね。

グリーンカレーのレシピ
グリーンカレーにも、実はナンプラーが入っています。入れなくても美味しいですが、入れると味が引き締まりますよ!

タイラーメン
タイ人は、タイラーメンにナンプラーをいれて食べるが好きですね。日本ではあまり食べる機会がないと思うので、タイ旅行のさいはお試しくださいね!

ナンプラーの代用品
タイ料理に欠かせないナンプラーですが、いつも冷蔵庫に常備している日本人は少ないです。
ですので、「タイ料理を作ろう!」と思い立った時に、「そういえばナンプラーがない!」となるのは当然のことですよね。
ナンプラーは薄口醤油とレモン汁で代用できるよ
ナンプラーに似たような味は「薄口醤油+レモン汁」で作ることが可能です。ただし、ナンプラー独特の旨味を表現できないのが残念です。
ですので、私は「小瓶のナンプラーの購入」をおすすめしてます。大容量のナンプラーは、本当にタイ料理が好きな方にはおすすめなんですけどね。
ほとんどの方が、大容量のナンプラーを購入して冷蔵庫の肥やしにしてしまうんですよね。
ナンプラー(魚醤)のおすすめ!
ナンプラー(魚醤)のおすすめは以下になります。
ユウキ ナンプラー
タイ食材で有名なユウキ食品のナンプラーは、70gと少量で購入できるのと260円前後の低価格が嬉しいですね。
秋田しょっつる
一般的なナンプラーが欲しい方は、「ユウキのナンプラー」を購入すればいいですね。
ただし、ナンプラーの購入を検討していて、なおかつ美味しいものを求める方におすすめなのが「秋田しょっつる」になります。
まるはら鮎魚醤
ナンプラー独特の魚臭が苦手な方には、「まるはら鮎魚醤」がおすすめですね。魚の旨味だけがギュッと凝縮されてるので美味しいですよ!
まとめ
今回は、タイ料理には欠かせない調味料の1つである「ナンプラー」について、タイ歴22年の私が解説しました。
それでは、美味しいタイ料理を楽しんで下さいね!
