最初に、酒乱についての必須知識をお伝えしたいと思います。
それが、酒乱な人の多くは「自分は酒乱だと絶対に認めたくない」になります。
お酒の飲み方に大問題のある私が、

あなたはアルコール依存症ですか?
と聞かれたら、即座に「はい、そうですよ!」と笑って返せます。
しかし、「あなたは酒乱ですか?」と聞かれると、かなり反発したくなります。
酒乱って、本当に言葉の響きがよくないですよね(笑)
それでは、「酒乱の症状や原因・たった2つの治療方法」を確認していきましょう!

この記事は、お酒を断って10年の「まさじろ」が書いています。アルコール依存症を克服した私の体験談を基にしているので、安心して読み進めてくださいね!
【まさじろの願い】
- お酒がまだ飲める人は、これからは上手に飲みましょう!
- もう、お酒が飲めない人は、私と一緒にお酒なし人生を楽しみましょう!
※お酒の悩みがなくなると、人生は10倍楽しくなりますよ!
酒乱の意味とは?
酒乱の意味とは、「酒に飲まれて人に迷惑をかける飲み方」をする人の事を言います。
酒に酔うと人が変わったようになり、暴れること。また、そのような性癖の人。
出典元:Weblio
私はこの酒乱と言う文字を見るたびに、「心が凍てつきそう」になります。
という事は、私は酒乱に近いお酒の飲み方をしてきたんだと思います。

近しい人に酒乱だと言われた方は、「これからのお酒生活を抜本的に見直す必要」がありますね。
家族や友人に「酒乱だ!」と言われた方
家族や友人が、あなたを酒乱と呼ぶのには「相当な覚悟が必要」となります。
恐らくですが、あなたからかなりの被害を受けたのかも知れません。
家族や友人に酒乱と言われた方は、ご自身が当てはまらないか自問自答して下さいね!
ただし、あなたは「思い出したくない」ですよね。

その気持も本当によく理解できるんです。しかし、このままだと「本当にやらかす」ことになりますよ。
特徴的な3つの症状
酒乱の特徴的な症状が以下になります。
- 性格が豹変する
- 他人に絡む
- 暴力をふるう
性格が豹変する
酒乱の症状の1つ目は、「性格が豹変する」になります。
普段は温厚なのですが、酒がはいると素の性格がむき出しになるタイプです。
「おいおい、意外に攻撃的じゃないか!」ってのがさらけ出される瞬間ですね。
このタイプは普段はおとなしい人が多いですが、お酒で自分のタガが外れると壊れます。

いつもはおとなしいので、そのギャップで更に周囲はひきます。そして、「かなり嫌われる」ことになります。
他人に絡む
酒乱の症状の2つ目は、「他人に絡む」になります。
お酒が入るに連れて他人に絡む人は、意外に寂しがり屋さんが多いです。
飲めば飲むほど人恋しくなるタイプで、誰かにかまって欲しいのでこんなことをします。
- 人に説教をしたり
- 無駄な議論を吹っかけたり
- 話の揚げ足をとったり
ちなみに、私はこのタイプになります。とにかく飲み会が終わるのが嫌なんですよね(笑)

ですので、相手の気を引くために「喧嘩腰になったり・嫌なことを言ったり」もします。
暴力をふるう
酒乱の症状の3つ目は、「暴力をふるう」になります。
飲めば飲むほど、攻撃的で戦闘的になるタイプです。
このタイプは、他人様の迷惑になります。
酒を飲んで前後の見境がなくなり、暴力をふるう人は高確率で酒乱と呼ばれますね。

自覚が少しでもある方は、早急に禁酒か断酒することをオススメします。取り返しのつかないことになってからでは、本当に遅いですよ!
酒乱の原因は「遺伝・病気」なの?
当時の酒乱に近い状態の私が、お酒に飲まれながら考えてたことがあります。
それが、酒乱の原因が「病気や遺伝?・自分自身の性格?」などですね。
今にして思うと、「そこを追求するよりも大事なことがあるだろう!」って思いますよ。
しかし、当時は真剣でした。

結論から言うと、私はそうやって「お酒を飲む理由」を探してたんですよね(笑)
アルコール依存症者は「飲む理由を探す」のが上手だよ
アルコール依存症者の多くは、お酒を辞めないとヤバイのは重々理解できてるんです。
さらには、酒乱等の「自分の酒癖」についても心から理解できています。
しかし、お酒が飲みたくてたまらないんです!
ですので日々、「飲む・飲まない」が戦い始めます。
飲む軍団は屈強集団
ちなみに、「飲む軍団の勢いはかなり強い」です。
当時の私の感覚で言うと、こんな感じになります。
- 飲む軍団 :総勢100万人でいずれも屈強な兵士
- 飲まない軍団:総勢1万人でいずれも弱兵士

そんな訳で、「飲む飲まないの戦い」は、高確率で飲む軍団の圧倒的な勝利に終わります(笑)
酒乱は「病気や遺伝」を、私は言い訳にしていた
そんな、飲まない軍団にも小さいながらプライドがあります。
そこで彼らが考えるのが、「飲むための理由づくり」になります。
酒乱などのアルコール依存症者は、「お酒を飲む言い訳の天才」だと言われています。
当時の私はこんな言い訳をしながら飲んでました。
酒乱は病気だから治らない
酒乱の言い訳の1つ目が、「酒乱は病気だから治らない」になります。
だからこそ、「お酒を上手に飲めるように努力しないといけない」なんて事を考えていました。
その次に考えるのが、

強いお酒を飲まなかったら「私は酔わない」から大丈夫。今日は、「ビールから始めてチューハイ」にしておこう。
になりますね。
しかし、アルコール依存症者がお酒を体内に取り込むと「そこから本領が発揮」されます。
ビールやチューハイだけにしろ、軽く10本以上飲みますしね。

さらには、それだけでは足らないので、記憶のない中で「近所のコンビニに買い出し」に行ってましたね(笑)
酒乱は遺伝だから治らない
酒乱の言い訳の2つ目が、「酒乱は遺伝だから治らない」になります。
当時の私は、「酒乱は遺伝だからしょうがない。上手に飲める努力をしないとね」なんて事も考えてました。
そうやって飲み始めじめてからの流れはこんな感じ。
- 最初は、舐めるようにビールを飲む
- しかし、そんな飲み方では美味しくない
- 次第に喉越しを求める
- 気づくと「記憶がぶっ飛んで」やらかしている

ちなみに、私の両親・兄弟は「そんなにお酒を飲まない」です。ですので、酒乱は遺伝ではなく「私個人の資質」なんです(笑)
女性は身の危険があるよ!
女性で、「自分は酒乱かも?」と思う方への注意点が以下になります。
酒乱な女性が注意すべき理由が、「泥酔してると身の危険を防げないよ!」がありますね。
簡単に言うと、あなたが酔っ払ってる間に「よからぬことをする輩もいる」ってことです。
「泥酔女性をそのまま連れ込んだ!」なんて話しをたまに聞くことがありますからね。

あなたの身体が危険ですから、お気を付け下さいね!
お酒の処理能力の問題
女性は男性よりもお酒の処理能力が弱い傾向にあります。
ですので、このままだと「重度の酒乱」になる可能性があるんです。
キリンビールのWEBサイトには、このように書かれています。
「女性がお酒に弱い」というのは、事実です。それは、女性の身体的な特徴によるもので、男性と同じ時間に同じ量のお酒を飲んでもその影響が異なるのです。
出典元:キリンビール

1日のお酒の適量は、実は男性と女性では異なるんです。男性と比べて、「身体や肝臓の大きさの違い」が要因となるようですね。
治療するなら「禁酒か断酒」しかないよ
当時の私の頭の中は、お酒・お酒・お酒で満たされてたんでしょうね。
今にして思うと、「本当に迷惑な人」だなと恥ずかしくなりますよね。
しかし、それも断酒できてるから理解できることですからね。
私が現在進行系のアルコール依存症者なら、それすら理解できていなかったと思います。
酒乱の原因探しよりも大事なこと
正直に言うと、酒乱の原因が、
- 病気にあるのか
- 遺伝にあるのか
- はたまた他にあるのか
は、私には分かりません。
しかし、そんな私にも理解できることが、たった1つだけあります。
それは、酒乱の人がすべき行動は「禁酒か断酒しかない!」になりますね。
酒乱の治療は、ただちにお酒を断つこと!
酒乱の原因探しで悩むより、実際に「お酒でやらかしてるのを止める」ことが先決ですね。
ですので、まずは「禁酒」から始めましょう。
禁酒で酒乱が収まるなら、それを続けたら良いと思います。
禁酒で失敗を繰り返す人は、「私と一緒に断酒」しましょう。
「2度とお酒が飲めないんだ・・・」と考えると今は怖いかもしれません。
しかし、慣れるとなんてことはないですからね。

周囲の人への、恩返しとお詫びは「断酒を続けること」だと私は真剣に思っています!「飲まない人生も楽しいですよ!」と私は本気でお伝えしたい。